ゴールドマン
人と会う前にほぼ毎日ドリンクを購入している。エナジードリンクとお茶の大体2本である。
お茶は口臭予防のため、エナジードリンクはカフェインと人と会うエネルギーの補填のために飲んでいる。そのため、エナジードリンクは高確率でモンスターエナジーかレッドブルになる。基本的には最寄り駅近くのコンビニで購入しているのだが、時間の都合上で目的地付近のドラッグストアで購入する場合もある。
先日も会社説明会だった。時間がなかったため、会社付近のドラッグストアでそれらを買った。選ばれたのは、安かった濃い味のお茶とキャップがついてたのでペットボトルのデカビタでした。
目的の会社についた。早速飲み物が支給されたが、何本も空けるのは性分的に好きでは無いので、支給された飲み物を鞄に入れて代わりにデカビタを机上に出した。私以外の人間は支給されたお茶を机上に出した。
そのまま説明会が開始した。後ろの席だったため、周りの様子はよく見えた。私以外はみなお茶を出しているが、私の目前にあるのはデカビタである。スーツとお茶が交互に置いてある中、目前にはデカビタが構えているのである。
その日は会社説明会だったが、これが仮にも職場だったらバカにされるのだろうか... とあまりにも退屈すぎて考えるようになった。論理的には、特段おかしなことはないのだが光景が異様である。デカビタを出している時点で「デカビタ大好きおじさん(間違ってはないが)」みたいな雰囲気が出てしまったし、光景が異様だからそのようなあだ名(デカビタ、ゴールドマン、など)を付けられてもおかしくはない。
これを自意識過剰だなんて思わないでいただきたい。
いろはすをご存知だろうか?いろはすは、正確に覚えてないが少なくとも5年ぐらい前から無色の果実味のモノを売り出した。まず色が着いていない時点で怪しいし、もし葡萄味の飲み物が飲みたかったら葡萄ジュースを買うのが当たり前だろうと社会から程遠い学生は思っていた。しかし、Twitterで「職場でジュース類は飲みにくいから無色味付きいろはすが開発された」というツイートを見て開発経緯を知った。その開発経緯を知ると、自然と「職場でジュース類を飲むのは恥ずかしいことだ」という意識に結びついてしまう。いろはすは、まだ社会に出てない学生に対してこの重罪をおかしてしまったのだ。
会社説明会では興味が途中から切れ全然集中できなかったので、デカビタのことばっかり考えていた。笑いそうになる場面もあった。そのような態度が仇になったのか、当日中にお祈りメールが来た。これは恐らくテストの結果の方が大きいとは思うのだが...