潰れた檸檬

自傷しなくても傷だらけ

Ich

 歌詞の解釈をブログに載せるのは痛いのですが、題材が題材ということもあり、中々頭から離れなかったので書くことにしました。

 

 昔、それこそ記憶があるかないかの頃におかあさんといっしょ(以下、おかいつとする)で聴いてて特徴的なメロディーだったんですが歌詞を忘れたので必死に探した。そしたら出てきたのですが、結構今聴くとああ...ってなる内容である。

 

それが、「いちごはいちご」という曲。

 

@pana_atsu_gohanさんのツイート: https://twitter.com/pana_atsu_gohan/status/967325873119494145?s=09

 

 歌詞、まとめると「ショートケーキのいちごを夢見たいちごだが、シュガーボーイとの出会いでジャムになった。そんな状況を何とかいちご自身で肯定しようとする。」という内容である。

 

 子どもの頃に見ていても何とも思わないかもしれない。しかし、それがある程度の年齢過ぎると少し内容が頭に入ってくるような歌詞内容である。確かにこれは自分自身も思い当たる内容だし、ひょっとしたら上京した人や芸能界を目指した人にはもっと響くかもしれない。そして、これを保護者が見ていることを想定していたのかは知らないが流したおかいつの制作スタッフというのも見ものである。

 

 残るは反応である。Twitterで検索かけたところ、「容認派」と「残酷派」に分かれた。私は残酷派だった(というかそういう感性でないとブログに書き起こそうとはしないはずだ)。でも容認派も思ったほど多かった。

 

 スタッフはどちら側だったのだろうか。

 

 多分、一般的な見解だと妥協して結婚した主婦層に向けられたメッセージである、とも解釈できる。しかしそれはある種のジェンダーを孕んでいるような気がする。まあでも1997年放送らしいので、まだ浸透してないという理由ならありえるのだが。

 

 作詞者は小滝清美さんである。この方、ある限りの情報を探すと、「カレーになりたい」という歌詞も書いていて、そこも「なりたいものになれなかった」というのがテーマである。(この曲は結局なりたいものにはなれたのだが。)「なりたいものになれなかった」ってのは、小滝さんの共通のテーマなのかもしれない。

 

ちなみに、おかいつに出てくる曲が2分前後なのは、幼児の集中力の限界から来るものらしいです。なので、これからは2分単位で作業しようかと...