潰れた檸檬

自傷しなくても傷だらけ

クレイ

クソ客はどこの現場にもいる。それは、風俗にも、ファミレスにも、そして、郊外のショッピングセンターにも────────

 

今日はキャラショーの運営バイト。場所は郊外のショッピングセンター。駅を中心にその街は成り立っており、高層マンションも多い。いわゆる開発された街。

 

ショッピングセンターのキャラショーはタダで見られる。それに群がる家族連れが大量にいる。子供が多いから運営スタッフ側としても、トラブルが起きないように安全に配慮しないといけない。

 

だから、私は2階の警備を任せれた時にいろいろ注意しては回ったし、それが仕事だった。2階で肩車とか普通に考えて危ない。あるオヤジに「肩車は危ないですのでおやめ下さい」と丁寧に言った。

 

すると彼は「親の責任だからいいだろ」と返してきた。クレームだ。でもこちらだって負ける訳にはいかない。というか1人の肩車を許したらみんなの肩車を許さねばならなくなる。「申し訳ございませんが肩車をやめて頂けないでしょうか?」

 

「だったらもう少し見やすい努力をしろよ!ウロウロしやがって!子供がいるんだぞ!考えろよ!」

 

まずショーの開始時刻なんて事前に告知されてるから努力以前に客が早く来れば良かっただけの話(2階席なんてものは存在しない)だ。そしてウロウロしてるのはお前みたいな客がいるから仕事をしているだけだ。考えた上での行動だったけど分かってもらえなかったようだ。

 

普通、この場合配偶者や恋人にあたる人物(特に女)が宥める。今までもそれで乗り切ってきた。だから妻にあたる人物を見た。彼女も怒ってた。ああダメだ。あんたまでそう出るならこっちはもうお手上げだ。狂気がやってきた。仕方が無いのでたまたま通りかかったディレクターと話し合いになったがそれでも冒女にキレていた。よっぽど怒っているようだね。おかげで「冒女さんはあの人に近寄らないようにしてください。なので今は上手(かみて)には行かないように。」あーあ、お前のせいで全体に迷惑がかかった。

 

この女とオヤジの年齢差は割とある。しかし親子には見えない。だから夫婦だと仮定しよう。このオヤジ、立場的に逆らえない奥さん連れてるんだろうな。こんな知能の低いオヤジの元に生まれた子供が哀れだ。あなたは幸せですか?少なくとも、立場的に逆らえないそこそこ綺麗な奥さん連れて汚らしい格好と容姿をしてショッピングセンターの無料イベントにたかる郊外に住んでる底辺のあなたとそのお子さんよりも23区に住んでてそれなりに太い家庭に生まれて趣味と仕事を一緒にしているまあまあの大学に通う私の方が幸せですけどね。

 

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今回のようなオヤジをこの世から排除しないといけない。存在を許してはいけない。という私の主張が世に響くのはいつになるのだろうか。